思わぬ変化球
通称“明け瑠璃”“けよりな”、正式名称「夜明け前から瑠璃色な」で一躍有名になったオーガストの最新作です。
といってもまだサイトも出来たばかり、雑誌情報やその類の情報でもストーリーらしいストーリーはまだ語られてません。
しかし今回ここまで注目されるのはおそらく「今までとまったく違った面が既に感じ取れる」という事でしょう。
3作品ほど遡った過去の作品と比較するとその違いが明らかです。
自分が思ったところを少しだけ挙げておきます。
- ファンタジーさが押し出されている
過去の作品3つは時代背景が現代に近く、かつ学園ものと称せるだけの「シチュエーション」が必ず差し挟まれていました。
ですが、この作品にはもうそれらを感じさせる物は既に排されています。
ファンタジーといえば「princess holiday」という作品もオーガストはリリースしているのですが
ここにきて手堅い「スタンダードなAVG」路線からはずれるというのは不思議です。
- 初見でもう退廃感がある
これまではゲームのシナリオの最後がどうあれ、発売前のビジュアルまたはプロローグレベルの情報公開では
「黒い」面を感じさせてこなかったオーガストですが、今回はもう見え見えです。
キャラクターの設定には「娼婦くずれ」や「誰も買いたがらない少女」なども散見されます。
ここまでやる事を考えると、「人間の黒い面」を表に出したコンセプトがあるかも知れません。
自分で感じた第一印象はこんな感じでしょうか。
本当には、他にもいろいろありますけれどそれらはあまりにも「雰囲気」による想像の産物に過ぎませんし。*1
オーガストの今までに無いトライアル(挑戦)、大いに期待したいところです。
・・・・何処かのクリエイター(笑)さんとか、「あきまへんか?」の人もこのクオリティを見習って欲しいなあ。*2